こんにちは、夢追い女子応援人の久保田です。
今回は、わたしも持っている資格、産業カウンセラーのお話し。
産業カウンセラー・・・
聞いたことあります?
わたしが心理の世界に興味を持ったとき、最初に学び始めたのがコーチング。
コーチングを知ることで、カウンセリングの手法や世界を学ぶことになり、そこで産業カウンセラーというものを知りました。
当初、わたしはコーチングの他に何を身につけよう?と考えていた時期で、
密かにこの心の世界のエキスパートになり、ビジネスとして仕事を組み立てたいな~・・・
と、考えていた時期でもあり、
また、販売業で店長をやっていることから従業員との面談は回数もとても多く、社員やパートさんに、面談で何か気づきや輝くキッカケを持って欲しいな~と感じていたので、カウンセリングを中心とした面談手法についていろいろ調べていたのでした。
この「社員やパートさんに面談で何か気づきや今後の事に対するヒントを得て欲しいな~」という想いは強く、ず~っと持ち続けた、わたしの原点です。
産業カウンセラーとは
正直、カウンセリング、カウンセラーという言葉だけは知っているけど、
産業って?そして産業カウンセラーって?
というのが正直な感想ですよ。
あんまり難しい話とかは、日本産業カウンセラー協会にお任せするとして(笑)、
産業カウンセリングとは、
「産業組織で働く人々の人間的成長を援助することを目的とする。人生の様々な局面で問題に直面している人が、問題解決へのプロセスを通して自立・自律的に生きていけるようになることを目指す」
とあります。
なので、たんなるお悩み相談のような不平不満の解消や一時的な解決を図ることだけではないんですね。
産業と名前についているから
「仕事の相談のプロフェッショナル?」
と感じてしまいますが、現役で働いている人の相談だけではなく、経営者にも、従業員にも、働きたい人もカウンセリングの対象です。
当時のわたしはコーチングとコンサルタントとしての仕事を確立するために、
国家資格である「キャリアコンサルタント」という資格に着目して、調べていくと、
とあるサイトに
「産業カウンセラーからキャリアコンサルタントを目指すのが、いい学びの流れ・・・」
みたいなことが書いてあり、それをわたしが、キャリアコンサルタントになるには、産業カウンセラー資格を取得しなければならない!という勘違いをして、まずは産業カウンセラー資格を取得するために、産業カウンセラー養成講座に参加したのでした。
産業カウンセラーの学び
産業カウンセラーの学びの中で、一番の衝撃は「傾聴」の学び。
正直、産業カウンセラーになる前から、コーチングはしていたし、販売業としても従業員との面談や新規採用面接等で、人と話すことのスキルを磨いてきました。
だから、対面での話も慣れていたし、わけないでしょ!とあんまり重要視していませんでした。
傾聴とは、聴く側の3要素として
「共感的理解」
「無条件の肯定的関心」
「自己一致」
をあげ、これらの人間尊重の態度に基づくカウンセリングです。
「共感的理解」に基づく傾聴とは、聴き手が相手の話を聴くときに、相手の立場になって相手の気持ちに共感しながら聴くことです。
「無条件の肯定的関心」を持った傾聴とは、相手の話の内容が、たとえ反社会的な内容であっても、初めから否定することなく、なぜそのようなことを考えるようになったのか関心を持って聴くことです。
「自己一致」に基づく傾聴とは、聴く側も自分の気持ちを大切にし、もし相手の話の内容にわからないところがあれば、そのままにせず聴きなおして内容を確かめ、相手に対しても自分に対しても真摯な態度で聴くことです。
聴くという姿勢は、わたし自身できていたのですが、クライエントのありのままを受け入れて、聴いていくということに最初は戸惑いました。
今までは、コンサルティング要素も取り入れてきたために、相手にこちら側から積極的に助言をしてきたからです。
なんだか、聴くだけだとやるせない感じになるんですね。
この面談の中だけでも、少しでも何かヒントになるモノを持って帰ってもらいたい・・・
その思いが強すぎると、傾聴に不安を覚えます。
まとめ
相手(クライエント)は、
話を聴いてもらうだけでもスッキリする!
自分で自分の中から答えを導き出せる!
これを信じることが、大きな視点でいうと愛なのだと。
手を直接差し伸べるだけが、人を導く手段ではなく、ただ信じて見守ることも愛そのもの
という感覚を学ぶことができました。
それまでは、どちらかといえばガツガツしていたのかもしれません。
(わたしとせっかく関わったんだから、わたしの経験も加味してなんとか良い方向にならないか?みたいに・・・)
その意識は大切ですが、行き過ぎると押し付けになりますし、クライエントとの信頼関係を築いて、これからも何かあればすぐ相談できるように垣根を低くしておくことが、これからの時代に即していると思います。
必要な時にすぐ寄り添える、一発解決を求めている人もいるでしょうが、特に心の問題は、荒療治ではすぐに元に戻ってしまう場合が多いです。
技術的な悩みとかだったりする場合は、特効薬も効き目がありますけどね♪
産業カウンセラーの学びは、この「相手を信じてじっくり聴くことに徹する」ということでした。
産業カウンセラー、わたしが学んでいる時も人気でしたし、これからも産業カウンセラー人口はどんどん増えると思います。
皆さんの職場内や身近なところにも隠れ産業カウンセラーがいるかもしれません(笑)
プロへの相談、経験してみると視野が広がりますよ♪
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