エア授業をやろう!

こんにちは、夢追い女子応援人の久保田です。

今回のお話しは「エア授業をやろう!」です。

エア授業?
聞き慣れない言葉ですね。
でも、多かれ少なかれ、この言葉を使わずとも、似たようなことをやっている方は多いと思います。

エア授業とは、「先生になりきって、一人で授業すること」です。
場合によっては、先生と生徒役を一人二役やります。

先生になりきって、目の前にいる架空の生徒に授業をすることなんですよ。

これは記憶の定着にとても有効です。

以前に記事でも、「記憶」について書いたと思います。

忘却曲線というグラフでも表されるんですが、人間は覚えたことがどれくらいのスピードで忘れていくのか?というグラフがあります。
※忘却曲線でググってみてください

それによると

20分後には42%を忘却し、
1時間後には56%を忘却し
1日後には74%を忘却し、
1週間後(7日間後)には77%を忘却し、
1ヶ月後(30日間後)には79%を忘却する・・・

グラフどおりだとすると、1時間後には覚えたことの56パーセント忘れてしまうということです。

しかしエビングハウスの忘却曲線というのは、意味のない単語の羅列、言葉の羅列をどれぐらい記憶できるか、を調べたものなので興味がある意味のある事柄はこの数値どおりに忘れていくわけではありません。
どうでもいいことはすぐ忘れるが、必要なことはもう少し緩やかに忘れていきます(笑)

それでも人間は、物事を忘れる生き物として認識されています。

例えば、カウンセリングの場でもよくあることなんですが、

「目からウロコが落ちました!」
「すごく良いこと聞きました♪」
「わたしってそんな面もあるんですねー」

と目を輝かせて聞いてくれていたんですが、1ヶ月後に会い、聞いてみると、
そんな話ししましたっけ?
とか
そういえばそうだったかも・・・
といった具合に、その時心が動いたことすら忘れてしまいます。

まあ、大事なことは何回も言うからいいんですが(笑)

そこで、忘れないように記憶を定着させる、理解力を深めるために「一人エア授業」がオススメなんですよ。
自分の言葉で人に伝える・教えるってすごく重要です。

よくいう「アウトプット」です。
そして、物事の理解は、アウトプットして定着します。
頭の中で「わかったつもり」では、うまく言語化できず、しゃべった時に気づきます。
「あっ、私うろ覚えだった・・・」って。

わたしはカウンセラーの学びをしている時、授業を受けていたんですが、習ったことをすぐ実践するべく、周りの人にお願いしてカウンセリングを即実践していました。
学びながら場数を踏んだんですね。
また、仕事上もスタッフと面談することが多かったり、面談までいかずとも立ち話をしながら真剣な話をする機会も多く、こちらでもカウンセラーとして学んだことを即実践できる環境がありました。
アウトプットできる環境があったことに感謝してます!

うろ覚えだと、人に伝える時にうまくいかないので、即修正もできます。
自分の弱い部分は、実践してみて初めて気が付きます。

自分自身が学んだことを、人に伝える・教える授業をする。
記憶に定着もそうですが、人前でしゃべる練習にもなりますよ。

40代50代になると、人生経験も豊富になり、人前でしゃべることも増えてきます。
20・30代から慣れておくと、突然の自己紹介タイムとかそんな時にもある程度のことがしゃべれるようになります。

書いておくことももちろん重要で有効です。
でも、喋ってみると書いている時とは違い、自分の言葉じゃないとしゃべりにくいため、より自分のコトとして定着しますし、違和感にも気づきます。
しゃべりも工夫します。このしゃべりじゃ伝わりにくいな・・・とか。
さらに深めるなら、そのエア授業をスマホ等で撮影するとか、音声を録音してどんなしゃべり方をしているとか、早口になっているとか客観視してみるといいですよ。

自分のしゃべりのクセは、本当にわかりにくい!
わたしも昔販売委員だった頃、販売研修で自分の接客シーンを撮影する研修がありましたが、客観視すると改善点や恥ずかしいくらいのクセが見つかります(笑)

忘却曲線の考え方とエア授業の定着を組み合わせて考えてみると、
どうやら覚えたい事柄は、24時間以内に復習して、その後エア授業、弱い部分を確認して再復習、またエア授業を繰り返せば、記憶も定着ししゃべりも上手くなります。自分の言葉で他人に教えるクセも付きます。

言語化してエア授業、一人でできる自分磨きとして是非活用してみてください。

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